

・開催内容:第23回「子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」
・開催日時:11/23(日)12:15会場/13時開演~17:30終了予定
・講演時間:第2部14:30~15:30(60分間)
・参加費無料、事前申込不要
・開催会場:銀座ブロッサム中央会館ホール(東京都中央区銀座2-15-6)
・アクセス:東京メトロ有楽町線 新富町駅1番出口 徒歩1分/東京メトロ日比谷線 東銀座駅5番出口 徒歩8分
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11/23 第23回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」開催のお知らせ
■講演テーマ「子育ち・家族支援のていねいさと虐待防止」
■汐見稔幸より講演内容のメッセージ
「神経質な対応を強いられたコロナ禍がおわり、保育の現場はホットしつつ、通常の業務に戻りつつあります。またこの間の保育行政の最大テーマであった待期児問題にもほぼ目処がついてきました。保育はその意味で、非日常的な状況を必死に乗り切った上で、あたらめて原点に戻って自らのミッションを考えなければならない地点にたっています。しかし、コロナ禍の間に、日本の子どもの育ちと現状と現状には、いくつものの問題が重なってきています。幼児たちの運動能力の低下、自殺する子どもの増加、学ぶ場であるはずの学校への登校を諦める子の急増、鬱症状の子どもの増加、小学生の校内での暴力事件の急増、あるいは留学しようとする学生の急減、等々、さまざまなデータが、社会に黄色や赤色の信号を送りつつあります。今、私たちは、それらを嘆いているのではなく、子どもたちの学びと育ちへの深い願いを察知し、それに共感しながら、その願いの実現のためのていねいな育ちをあらゆる場で保障しなければならない局面にあるのだと思います。私たちはそれを子どもの権利理解を前提にした保育の質の向上と銘打って具体化しようと努力を始めています。その努力の中には幼児教育諸施設における保護者支援つまり育児中の保護者の支援の内容と質の向上も含まれています。こうした流れをきちんと築くことで、虐待防止の流れの一翼を担いたいと願っています。」
