子どもたちを取り巻く社会や世界は、今、急速なスピードで変化しています。新たな感染症、気候変動、環境問題、少子高齢化、貧困格差、そして人工知能(AI)の発達・・・。
そんな予測不可能な時代にあっても、幸せに生き抜く「人間力」を子どもたちの中に育てるために、世界の主な国々では今、教育改革が進められています。
日本で2017年に改訂された保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領も、こうした世界の動きを受けたものです。人間力を育てるための「子ども主体の保育」が、地球レベルで重要視されるようになってきました。
・・・しかし、こと「排泄自立の主体性」となると、保育現場はおろか、保育者養成校でも、あまり議論されてこなかったのではないでしょうか。
その結果、排泄自立時期は、紙おむつの進歩と逆比例するかのように遅くなっていきました。「人間の子どもは本来、いつ排泄が自立するのか?」―この問いは、保育現場が置き忘れてきた重要な視点なのかもしれません。
保育の世界でほとんど光を当てられることのなかった“排泄”を切り口に、「子ども主体の保育」や、予想不可能な時代に深く対応できる「人間力(内なる自然)」を子どもたちの中に豊かに育てることの意味を問い直してみませんか。
文明の発達で高度に進化した技術に感謝しつつ、失われてきたもの、弱まってきたものをもう一度取り戻していく先に広がる『懐かしい未来』。
そんなステキな未来の保育について、保育界の第一人者である汐見稔幸さんと、子どもの排泄の第一人者である和田智代と、そして参加者の皆さんとで共に考える、プレミアム・コラボ講演会です。
講演会で学べること
- 赤ちゃんの本当の排泄能力
- 子ども主体の排泄自立の本当の姿
- おむつ外れ年齢が年々遅くなっている理由
- 世界規模で発生している「おむつ外れの遅れと子どもの健康問題」
- これからの保育で大切にしたい「人間の内なる自然human nature」
- 子どもの「内なる自然」が弱まることがなぜ問題なのか
- 子どもが身体で感じる機会を増やす大切さ
- おむつという“モノ”に頼りすぎない暮らしから得られること
- 昔の知恵や技を今の時代にあった形に洗練していく「懐かしい未来」
- 保育現場での「おむつに頼りすぎない排泄ケア」の可能性
こんな方におススメです
- 予測不可能な変化の激しい時代の中で、今の保育や子育てのあり方に疑問を感じる
- おむつ外れ年齢が年々遅くなっていることに不安感を覚える
- おむつ外しは「子どもの自然な発達を待って、子ども主体で決めさせる」と専門家は言うが、4歳近くなっておむつが外れていない子を前にしてなんだかモヤモヤする
- 「人間の子どもは本来いつ排泄が自立するの?」と疑問に思うことがある
- おむつ外れが上手くいかず悩む母親が増えている。虐待のきっかけになるケースもあって心配している
- 母親からおむつ外れの悩みを相談されても、自信を持ってアドバイスできない。
- おむつ外しに関して、自分の考え方が同僚保育士や保護者と異なるので困る
チケット購入お問い合わせはこちらから→https://omutsunashi.thinkific.com/courses/webinar